最近、僕のMacとiPhoneでの作業が、正直めちゃくちゃ変わったアプリがあって。もう何ヶ月も、複数のプロジェクトでブラウザのタブは開きっぱなし、メモはあちこちに散らばってて、「あのリンクどこだっけ?」って探すのにうんざりしてたんだよね。
そんなときに見つけたのが「Gladys」っていうアプリ。これが、僕のカオスなワークフローを静かに支えてくれる、なんていうか、デジタルな相棒みたいな存在になったんだ。
【 TL;DR 】 Gladysって、要するに何?
一言で言うと、MacとiPhoneで使える「一時的な物置棚」みたいなアプリ。ドラッグ&ドロップで、リンクでもテキストでも画像でも、とりあえず何でも放り込んでおける。すごくシンプルなんだけど、これが後からじわじわ効いてくるんだ。
僕のデジタルな机、散らかりすぎ問題
プロダクトオーナーとしてスクラム回したり、趣味でコーディングしたりしてると、もうPCのデスクトップが大変なことになる。PythonでStreamlit使って、Hugging Faceのモデルを試して…ってやってると、あっちこっちの情報を参照する必要があって。コンテキストスイッチが頻繁に発生するんだけど、そのたびに集中力が途切れるのが悩みだった。
「さっき見たあのコードスニペット、どこだっけ…」「あのAPIドキュメントのURL…」みたいな。Gladysを使い始めるまでは、これが日常茶飯事。
Gladysは、そんな僕の「後で使うんだけど、今すぐ整理するほどじゃない」ものを、ひょいっと置いとくのに完璧だった。最初は「こんな単純なアプリで何が変わるの?」って、正直なめてた。でも、それが間違いだったんだよね。
どうやって使ってるの?僕のワークフロー
僕の典型的な一日は、VS Codeでコーディングして、機械学習のライブラリをリサーチして、スクラムミーティングに出て、仕様をドキュメントにまとめる…って感じで、複数の作業をいったりきたり。
Gladys導入後、これがどう変わったかというと…。
例えば、リサーチ中に面白いコードや記事を見つけたら、その部分を選択してGladysにドラッグするだけ。それで、またすぐ元のリサーチ作業に戻れる。集中が途切れないんだ。で、後で実装するときにGladysからその情報を引っ張り出してくる。書式もリンクもちゃんと保持されたままだから、コピペして終わり。マジで楽。
特に「これは!」って思ったのは、技術仕様の調整会議のとき。APIのリファレンス、技術ドキュメント、分散してるチームメンバーのためのオフィスの地図とか、種類がバラバラな情報も全部Gladysに放り込んでおける。どこに保存しようかなんて考えなくていい。これが地味にストレスフリー。
【反例と誤解】これ、ただのクリップボードアプリでしょ?
よく言われるんだけど、「それって高機能なクリップボード履歴アプリと何が違うの?」って。僕も最初はそう思ってた。でも、使ってみると思想が全然違うことに気づく。
クリップボード履歴アプリは、あくまで「過去にコピーしたもの」のログ。受動的なんだよね。でもGladysは、自分が「これを後で使うぞ」と意識して能動的に置いておく「棚」。だから、情報がただの履歴のノイズに埋もれない。
あとね、開発者にとって特に重要なのが、データタイプの保持。これが他のアプリと一線を画すポイント。Pythonのコードをドラッグすれば、インデントもシンタックスハイライトもそのまま。JSONレスポンスも、ちゃんと構造を保ったまま保存される。これをただのテキストとしてしか扱えないクリップボードアプリとは、作業効率が天と地ほど違う。正直、この機能がなかったら使ってなかったかも。
MacとiPhoneをまたぐ、魔法のような連携
Gladysの本当のすごさは、複数のデバイスで使ったときにわかる。僕みたいにMacBook ProとiPhoneを行き来する人間には、もう手放せない。
iCloudで同期されるから、例えば朝の通勤電車でiPhoneで技術記事を読んでて、使えそうな部分をGladysにドラッグしておく。そうすると、会社でMacBookを開いたときには、もうその情報がGladysの中に入ってるんだ。「あれ、スマホで見たはずなんだけど…」っていうイライラが完全になくなった。
Handoffのサポートも地味にすごい。Macで見てた複雑なドキュメントを、会議室に移動しながらiPhoneで引き継いで確認、なんてこともシームレス。どっちのデバイスで作業してたか忘れるくらい自然なんだ。
他のアプリと比べてどうなの?
もちろん、Gladysに落ち着くまでに色々試したよ。似たようなアプリとの比較を、僕の個人的な感想でまとめてみた。
| アプリ | 何が良かった? | 何がイマイチだった? | 一言でいうと |
|---|---|---|---|
| Gladys | ドラッグ&ドロップが気持ちいい。コードとかリッチなデータもそのまま保存できるのが最高。 | アイテムが増えすぎると、ちょっと整理が大変かも。フォルダ分け機能が欲しくなる時がある。 | 僕にとっては「とりあえず置き場」の最適解。 |
| Yoink | これもGladysとかなり似てて、すごく使いやすい。機能的にはほぼ同等だと思う。 | こっちは有料なんだよね。Gladysが無料でここまでできるのを考えると、ちょっと迷う。 | Gladysがなかったら、こっちを使ってたかも。 |
| Copied | クリップボードの履歴管理としては超優秀。テキスト中心の作業なら今でも強いと思う。 | 画像とか、複雑なデータを扱うのは苦手な印象。ドラッグ&ドロップの「棚」って感じじゃないかな。 | 用途が違う。「履歴」を追いたいならこっち。 |
Yoinkも素晴らしいアプリなんだけど、Gladysは基本機能が無料で使えるっていうのが大きい。日本のユーザーレビューを見ても、やっぱりこの「OSに溶け込む感じ」と、プライバシーを重視してる点が評価されてるみたいだね。
【実質無料だけど…】開発者を応援したくなる理由
このアプリ、一番驚いたのがマネタイズの方法。基本機能は全部無料で使えるのに、アプリ内で「チップ」という形で開発者を支援できる仕組みがあるんだ。いわゆる「投げ銭」だね。数百円の「スマイル・チップ」から、もうちょっと高額なものまで、自分がいいと思った分だけサポートできる。
正直、ここまで僕の仕事にハマるアプリに出会えたのが嬉しくて、すぐに開発者のPavlos Tsochantarisさんに感謝のメールを送ったんだ。そうしたら、すごく丁寧に返事が来て、フィードバックにも真摯に耳を傾けてくれた。
こういう開発者の姿勢って、最近珍しいじゃない?ユーザーのプライバシーを第一に考えて、広告も分析ツールも入れず、便利なツールを無料で提供して、「もしよかったら応援してね」っていうスタンス。なんだか、こういう人を応援したくなるよね。結局、僕もコーヒー1杯分くらいのチップを送ったよ。これは義務じゃなくて、純粋な感謝の気持ち。ソフトウェアの理想的な形だなって思う。
あ、ちなみに、こういうプライバシー重視の姿勢は、AppleのApp Storeのポリシーとも合致してるんだろうね。安心して使えるっていうのは、特に仕事のデータを扱う上ですごく大事なことだから。
まとめ:散らかったデジタル空間の救世主かも
もしあなたのPCの画面が、付箋だらけで散らかった机みたいになってるなら、一度Gladysを試してみてほしい。たぶん、未来のあなたが感謝するはず。
もちろん完璧なアプリじゃない。さっきも言ったけど、アイテムが50個、100個ってなってくると、ラベルだけじゃなくて階層フォルダみたいな、もっとガチな整理機能が欲しくなる時もある。でも、それを差し引いても、日々の細々としたストレスを確実に減らしてくれる。
みんなはこういう「ちょっと置き」したい情報、どうやって管理してる?もっといい方法とか、おすすめのアプリがあったら、ぜひコメントで教えてほしいな!
