ページスピードインサイトとは?測定方法とスコア改善の基本ポイント

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まず結論から言うと…スコアはただの健康診断

PageSpeed Insights、みんな使ってるかな。 あの、URL入れたらサイトの速さを点数で出してくれるGoogleの無料ツールね。 たまに聞かれるんだよね、「スコアが低いんだけど、どうしよう」とか「100点取らないとダメ?」とか。

まあ、なんていうか…僕の考えを先に言っちゃうと、あのスコアは「健康診断の結果」みたいなものかなって。90点以上なら「速い」って言われるけど、別に100点満点を目指す必要はあんまりないと思うんだよね。 もちろん、点数が低すぎる(例えば50点未満とか)のは、ユーザーが離脱する原因になるから問題だけど。 でも、80点や90点を100点にするために躍起になるよりは、もっと大事なことがあるんじゃないかなって思う。 🤔

結局のところ、大事なのはツールで良い点を取ることじゃなくて、サイトを見てくれる人が「快適だ」って感じてくれるかどうかだからね。 スコアは、そのための目安、ただのきっかけ。そんな感じで付き合うのが、精神的にもいいんじゃないかな。

「実際のデータ」と「お試しデータ」の違いって知ってる?

PageSpeed Insightsの結果画面、よく見ると2種類のデータがあるの、気づいてる? 「実際のユーザーの環境で評価する」ってやつと、「パフォーマンスの問題を診断する」ってやつ。

これ、昔は「フィールドデータ」と「ラボデータ」って呼ばれてたんだけど、要するにこういうこと。

  • フィールドデータ (実際のユーザーの環境): これは、実際にサイトを訪れたChromeユーザーたちの匿名データから作られてる。 いわば「現実世界での成績表」。だから、データが溜まるまで表示されなかったりする。
  • ラボデータ (パフォーマンスの問題を診断): こっちは、Googleが決めた特定の環境で、その場でサイトを読み込んでテストした結果。 いわば「管理された実験室でのテスト」。

この二つ、結構結果が違うことがあるんだよね。 例えば、ラボデータはすごく良い点数なのに、フィールドデータは「要改善」だったり。それは、実際にサイトを見てる人のネット環境が遅かったり、使ってるスマホが古かったりするからかもしれない。 だから、ラボデータのスコアだけ見て一喜一憂するのは、ちょっと早いんだ。本当に大事なのは、現実世界の結果であるフィールドデータの方なんだよね。

ラボデータとフィールドデータの概念図
ラボデータとフィールドデータの概念図

じゃあ、どうやってスコアを「まとも」にするの?

「100点はいらない」とは言ったけど、もちろん改善は必要。特に、コアウェブバイタルCore Web Vitals)って呼ばれる3つの指標は大事。 これがユーザー体験の核になる部分だからね。 簡単に言うと、こんな感じ。

指標 これ、なあに? どうすればいいの?(一例)
LCP (Largest Contentful Paint) ページの「メインディッシュ」が表示されるまでの時間。一番大きな画像とかテキストブロックとかね。 重たい画像、あれはもう…どうにかしないと始まらないよね。一番簡単で効果あるやつ。圧縮したり、サイズを小さくしたり。
INP (Interaction to Next Paint) ボタンをクリックしたりした時に、画面が反応するまでの時間。 「あれ、固まった?」って思わせないための指標。 複雑なJavaScriptの処理が邪魔してることが多いみたい。 使ってないコードを消したり、処理を後回しにしたり…。これはちょっと難しい。
CLS (Cumulative Layout Shift) ページを読んでる途中で、いきなり広告が表示されて文章がガクンってずれる、あのアレ。 あのイライラ度の指標。 画像とか広告のスペースを、あらかじめ確保しておくのが基本。 「ここにこれくらいのサイズのものが後から入りますよ」って教えてあげる感じ。

まあ、他にも色々あるけど、まずこの3つを意識するだけで、かなり体感は良くなるはず。特に画像の最適化は、地味だけど本当に効果が大きいから、やってないなら絶対やったほうがいい。 🙏

画像圧縮、地味だけど一番効くやつ
画像圧縮、地味だけど一番効くやつ

最近変わった「INP」ってやつ、これが結構大事

ところで、さっき出てきた「INP」って指標、これ、2024年の3月から新しくコアウェブバイタルの仲間入りしたんだよね。 前は「FID(First Input Delay)」っていう、最初のクリックへの反応だけを見る指標だったんだけど、INPはページ滞在中のすべてのインタラクション(クリックとかタップ)の応答性を見るようになった。 これ、結構大きな変更。

Googleの公式ドキュメント(英語だけど)見ると、INPは「ユーザーの操作に対するページ全体の応答性」を測るって書いてある。 つまり、最初のクリックだけ速くてもダメで、ページを使ってる間ずっとサクサク動かないといけないってこと。 日本の解説記事だとまだFIDの話が詳しかったりするけど、もうこれからはINPが基準だから、意識を切り替えないとね。

INPの目標は200ミリ秒以下。 これを超えてくると、ユーザーは「このサイト、なんか反応悪いな」って感じ始める。 ボタンを押してから画面が変わるまでの一瞬の「間」が、意外とストレスになるんだよね。

100点を取れない理由、そして取らなくていい理由

さて、ここまで改善の話をしてきたけど、最後に「なぜ100点は難しいのか、そして目指さなくていいのか」って話を。

正直、今のウェブサイトで100点を取るのは、めちゃくちゃ大変。 なぜなら、僕らが普段使ってる便利な機能の多くが、スコアを下げる原因になったりするから。

  • 外部のスクリプト: Google Analyticsでのアクセス解析とか、SNSのシェアボタンとか、広告とか。これらは全部、外部のサーバーからファイルを読み込むから、どうしても遅くなる原因になる。
  • 便利な機能: 例えば、WordPressを使ってるなら便利なプラグインとか、リッチなアニメーションとか。 こういうのも、JavaScriptが重くなってINPのスコアを下げたりする。

真っ白なページなら、簡単に100点取れるよ。でも、そんなページ、誰も見たくないでしょ? 😂

だから、大事なのはバランス感覚。サイトの目的を達成するために必要な機能と、表示速度。この二つを天秤にかけて、「ユーザーにとって一番いい状態」を探っていくのが僕らの仕事なんだと思う。スコアはその過程で参考にする、ただの数字なんだよね。

速度と機能は、だいたいトレードオフの関係
速度と機能は、だいたいトレードオフの関係

よくある勘違いとか、心の持ちよう

最後に、よくある質問というか、勘違いについて少しだけ。

  • 「昨日までスコア良かったのに、今日見たら下がってた!」: フィールドデータは過去28日間のデータで、しかも毎日更新されるから、ちょっと変動するのは当たり前。 あまり神経質にならずに、長い目で見るのがいいかも。
  • 「速いサーバーに変えたのに、スコアが上がらない!」: サーバーの応答速度も大事だけど、それ以上に画像のサイズとかJavaScriptの処理みたいな「フロントエンド」の問題が大きいことも多い。
  • 「じゃあ、もうPageSpeed Insightsは無視していい?」: それも違うかな。 スコアに振り回されるのは良くないけど、「改善できる項目」で指摘されてる内容は、ユーザー体験を損なってる可能性が高い問題点だから、ちゃんと見ておいた方がいい。

結局、ツールはツール。振り回されずに、うまく使いこなしていきたいよね。あなたのサイトのスコア、どうだった?もし何か面白い発見があったら、ぜひ教えてほしいな。

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Comments

  1. Guest 2025-07-22 Reply
    グローバルな視点から拝見しました!パフォーマンス最適化、めっちゃ興味深いですね。もし可能なら、具体的な事例や海外のベストプラクティス共有してもらえると嬉しいです。リソース交換とかできたら最高!
  2. Guest 2025-06-23 Reply
    うーん、ページスピードインサイト、正直めんどくさそう。誰か簡単な改善方法とか、具体的なコツ教えてよ!めっちゃ困ってんだけど…
  3. Guest 2025-06-05 Reply
    ページスピードインサイト、めっちゃ気になってて!大学の課題でウェブサイト分析やってるんですけど、詳しい人いたら助言とかアドバイスください〜😊 モバイル最適化とかどうすればいいか悩んでます!
  4. Guest 2025-05-31 Reply
    海外からの視点、めっちゃ興味深いですね!サイト速度って本当に大切で、グローバルな競争力にも直結するんですよね。最適化、頑張りましょう!🌍💻
  5. Guest 2025-05-25 Reply
    うーん、ページスピードインサイト、正直微妙じゃない?パフォーマンス改善って言っても、実際どれくらい効果あるんだろ。SEO対策にそこまで重要かなぁ…
  6. Guest 2025-05-10 Reply
    ページスピードインサイトについての情報、すごく興味深いですね!私たちも最適化に取り組んでいるので、ぜひ具体的な改善策や成功事例を共有してもらえませんか?
  7. Guest 2025-04-26 Reply
    ページスピードインサイトの活用、やっぱり効果あると思いますよ!私も最初は苦戦しましたが、少しずつ改善策を試して成果が出てきました。皆さんの経験談もぜひ聞かせてください!
  8. Guest 2025-04-19 Reply
    ページスピードインサイトの活用について興味深いですね!私たちもウェブサイトの最適化を進めているので、ぜひ具体的な改善策や成功事例を共有していただけると嬉しいです。お互いに情報交換できればと思っています!