えーと、今日はUbersuggest(ウーバーサジェスト)の話をしようかなと。これ、結構前からあるツールで、よく「まだ使えるの?」とか「初心者に良いって聞くけど、実際どうなの?」って聞かれるんですよね。まあ、僕もたまに、本当にたまにですけど、使うことがあります。どんな時に使うのか、とか、正直なところどう思ってるのか、っていうのを、ちょっと整理しながら話してみようかなと思います。
まず結論から言うと…
まあ、先に結論を言っちゃうと、「最初のとっかかりとしては、悪くない」っていうのが僕の意見です。特に、お金をかけずにSEOの雰囲気を掴みたい、っていう人には、今でも選択肢の一つになると思います。 でも、本気でやるなら、これ一本だと、うーん、ちょっと心もとないかな、というのも正直なところですね。データの精度とか、機能の深さとか、そういう面で、やっぱりプロ向けのツールとは差があります。
僕がUbersuggestを「あえて」使うときの流れ
じゃあ、僕がどんな時に、どういう風に使うのか、っていうのを具体的に話してみますね。本気のプロジェクトじゃなくて、どっちかというと「ちょっとこの記事、どのキーワードで書こうかな」とか、そういう軽い感じの時です。
まず、Ubersuggestのサイトに行きますよね。で、いきなりですけど、僕が一番よく見るのは、「キーワード候補」のあたりです。 例えば、「ブログ 始め方」みたいな、ざっくりしたキーワードを入れます。そうすると、関連するキーワードがぶわーっと出てきますよね。月間の検索ボリュームとか、SEOの難易度みたいなのも表示されます。 ただ、ここで注意したいんですけど…
データの精度、特に日本語キーワードは注意が必要
ここが一番大事なポイントかもしれないです。Ubersuggestが示してくる検索ボリュームの数字、あれは、あくまで「参考値」として見たほうがいいです。 特に、日本語のキーワードだと、他の専門的なツール、例えばAhrefsとか、あるいはGoogle自身のキーワードプランナーの数値と、結構ずれることがあるんですよね。 なので、僕はUbersuggestの数字を鵜呑みにすることは、まずないです。
じゃあ何を見てるのかっていうと、「どんな切り口のキーワードがあるのか」という、アイデア出しの部分ですね。 自分では思いつかなかったような、ユーザーの悩みが反映された複合キーワードが見つかったりすることがあるんです。「ブログ 始め方 スマホだけ」とか、「ブログ 始め方 40代」とか、そういうのです。ああ、なるほど、こういうニーズもあるんだなっていうのを発見するために使う、っていう感じです。
アメリカの著名なマーケター、ニール・パテル氏が開発したツールなので、やっぱり英語圏のデータの方が強い印象はありますね。 日本市場の分析だと、少し物足りなさを感じる場面があるのは、まあ、仕方ないかもしれません。
他のツールとのざっくり比較
ここで、他のツールと比べるとどうなのか、っていうのを僕なりの感覚で表にまとめてみます。あくまで個人の感想ですけど。
| ツール | 僕なりの一言評価 | どんな人向け? |
|---|---|---|
| Ubersuggest | 手軽だけど、数字はあくまで参考値。アイデア出しの壁打ち相手かな。 | SEOって何?を体験したい初心者。個人ブロガーの初期段階。 |
| Ahrefs / SEMrush | 正直、これがないと仕事にならない(笑)。データ量が圧倒的。 | 本気でSEOに取り組む人、企業、僕みたいな仕事にしてる人。 |
| Googleキーワードプランナー | Google公式なだけあって、ボリューム感の「肌感」を掴むには良い。でも広告用。 | 広告出稿を考えてる人。他のツールと併用して数字のブレを確認したい人。 |
| ラッコキーワード | 日本のサジェストをざっと洗い出すなら、これが一番速いかも。シンプル。 | 日本の市場に特化して、とにかく関連語をたくさん見たい人。 |
意外と使える?Chrome拡張機能
Webアプリ版は、さっき言ったみたいに無料だと1日に3回とか、結構厳しい制限があるんですよね。 だから、僕がUbersuggestを使うときは、実はWebアプリ版よりもChromeの拡張機能の方が多いかもしれません。
これをインストールしておくと、Googleで検索したときに、検索結果の各サイトの下に、そのページのざっくりとしたトラフィック予測とかが表示されるんです。 あと、検索窓にキーワードを入れると、その場で検索ボリュームとかCPC(クリック単価)の目安が見れる。 これが、まあ、地味に便利で。
もちろん、この数字も正確かっていうと、うーん、やっぱり「参考程度」なんですけどね。でも、いちいちツールを開かなくても、ブラウジングしながら「あ、このキーワードってこのくらい検索されてるんだ」とか、「この上位サイトは結構トラフィックありそうだな」っていうのが、なんとなく分かる。 この「なんとなく」っていうのが、最初の仮説を立てるときには意外と役立つんです。
ただ、たまに動作が重くなったり、表示が出なかったりすることもあるみたいなので、過度な期待は禁物です。
まとめ:結局、Ubersuggestは誰のため?
うーん、ここまで話してきて、改めて思うのは、Ubersuggestは「SEOの世界への入り口」としては、すごく良くできたツールだということです。開発者のニール・パテル氏自身が、マーケティングの情報を惜しみなく発信していることからも、その思想が感じられます。
無料で使える範囲は限られているけど、キーワード調査、競合分析、被リンク調査といったSEOの基本的な要素を一通り体験できます。 インターフェースも直感的で分かりやすいから、初心者が挫折しにくい。
でも、無料版の回数制限は結構厳しいし、有料版にしたとしても、データの精度や深さを考えると、プロがメインで使うにはやっぱり力不足。 だから、もしあなたがブログを始めたばかりで、「まずはSEOの基本を学びたい」という段階なら、Ubersuggestを試してみるのはすごく良いと思います。でも、そこから一歩進んで、「本気で収益を上げたい」「ビジネスとしてSEOをやる」ってなったら、Ahrefsみたいな、より専門的なツールへの投資を考えた方が、結果的に近道になるかな、というのが僕の考えです。
なので、立ち位置としては「補助ツール」か「学習用ツール」。そんな感じですかね。メインウェポンにはならないけど、持っておいて損はない、一本の便利なナイフみたいな。そんなイメージです。
…と、まあ、こんなところでしょうか。皆さんは、キーワードのざっくり調査って、何を使っていますか?もし「これ便利だよ」っていうのがあれば、教えてもらえると嬉しいです。
