JavaScript遅延読み込みのSEO効果:検索順位への影響と実装時の注意点

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最近、JavaScriptの遅延読み込みって、本当にSEOにいいのかなって、ぼーっと考えてて…。みんな「速くなるから良い」って言うけど、本当かなって。 🤔

速いサイトが好かれるのは、まあ、わかる。Googleも「Core Web Vitals」とか言って、ページの表示速度とか安定性をランキングの要因にしてるしね。 でも、やり方によっては、逆効果になることもあるんじゃないかな、って思うんだ。

そもそも遅延読み込みってなんだっけ?

一言でいうと、「今すぐ必要ないものは、後で読み込む」っていう考え方だね。 例えば、長いページの一番下にある画像とか。ページを開いた瞬間には見えてないんだから、スクロールしてそこまで近づいたら読み込むようにすれば、最初の表示は速くなるよね、っていう理屈。

画像だけじゃなくて、特定の機能を持つJavaScriptの塊とか、動画とか、何でも後回しにできるものは対象になる。 これで、最初の読み込みデータ量が減って、体感速度が上がる。ユーザーにとっても、サーバーにとっても、まあ、いいことだよね。

遅延読み込みのイメージ:最初に必要なものだけ、残りは後から
遅延読み込みのイメージ:最初に必要なものだけ、残りは後から

で、なんでSEOに関係あるの?

これが「Core Web Vitals」に直結するからなんだよね。 Googleが気にするのは主に3つ。

  • LCP (Largest Contentful Paint): 画面の中で一番大きいコンテンツ(だいたいヒーロー画像とか)が表示されるまでの時間。 遅延読み込みで、関係ないものの読み込みを後回しにすれば、このメインコンテンツの表示を邪魔しないから、LCPが改善することがある。
  • INP (Interaction to Next Paint): ユーザーがクリックとかしてから、画面が反応するまでの時間。 重いJavaScriptの処理を遅らせることで、メインスレッドがブロックされにくくなって、反応が良くなる可能性がある。
  • CLS (Cumulative Layout Shift): 読み込み途中で広告とか画像が出てきて、レイアウトがガタってずれるやつ。あれの度合い。 これは…遅延読み込みで逆に悪化することもあるから、注意が必要なポイント。後で話すね。

要するに、正しく使えば、Googleが「良いサイト」と判断する指標を改善できる可能性がある、ってこと。 だからみんな「SEOに効く」って言うんだね。

でも、Googleにはどう見えてるんだろう…ここが一番大事かも

ここがちょっとした罠だと思うんだ。Googleのクローラー(Googlebot)って、僕ら人間みたいにページを「見る」わけじゃない。 まずHTMLのコードをざっと読んで、後からJavaScriptを実行して「レンダリング」っていう作業をする、二段階のプロセスを踏むことがあるんだ。

つまり、最初の段階で読み込まれないコンテンツは、Googleにすぐ認識されない可能性があるってこと。 もし遅延読み込みさせてるのが、そのページの超重要なキーワードが入った文章だったら…? Googleは最初、そのコンテンツがないものとしてページを評価しちゃうかもしれない。これは怖いよね。 😥

あと、Googlebotは人間みたいに丁寧にスクロールしてくれない。 だから「スクロールしたら表示」っていう仕組みがうまく作動しなくて、結局コンテンツが読み込まれず、Googleに無視されちゃうっていう最悪のシナリオもあり得る。

だから、「何を」「どうやって」遅延させるかが、すごく重要になるんだと思う。

ビューポート(表示領域)の考え方。最初に表示される部分が重要。
ビューポート(表示領域)の考え方。最初に表示される部分が重要。

実装するときの注意点(失敗しないために)

じゃあ、どうすればいいのか。いくつか方法があるけど、個人的に気をつけてることをまとめてみた。

実装方法の比較と、個人的な感想

実装方法はいくつかあるけど、大きく分けると「ネイティブ(ブラウザ機能)」か「JavaScriptライブラリ」を使うか、だね。

実装方法 やりやすさ 個人的なコメント
loading="lazy" 属性 すごく簡単 って書くだけ。一番楽。 でも、細かい制御はできない。ファーストビューの画像にうっかりつけちゃう事故が一番怖いかな…。WordPressは5.5からこれが標準になったから、多くの人が無意識に使ってるかもね。
JavaScript (Intersection Observer API) ちょっと面倒 「要素が画面に入ったら」を監視するAPI。 これを使えば、画像だけじゃなく、広告とかコメント欄とか、いろんなものを遅延させられる。自由度が高い分、ちゃんとテストしないと動かないとか、バグとか、まあ…色々ある。
CMSのプラグイン まあまあ簡単 WordPressならプラグイン入れるだけ、みたいな。 中身は大体JavaScriptライブラリを使ってる。楽だけど、プラグイン同士がケンカしたり、思った通りに動かなかったりすることも。結局は中身を少し理解しないとダメかも。

絶対にやっちゃダメなのは、LCPになる要素…つまり、ページのメイン画像を遅延読み込みすること。 それやると、LCPのスコアが悪化して本末転倒だからね。あと、画像のwidthheightを指定し忘れると、読み込まれた瞬間にレイアウトがガタガタになってCLSが悪化する。これもよくある失敗。

この辺の話は、海外の技術ブログ(web.devとか)でも、日本の解説サイトでも、口を酸っぱくして言われてることだね。 基本だけど、一番大事なことなんだと思う。

PageSpeed Insightsでのスコア改善イメージ
PageSpeed Insightsでのスコア改善イメージ

結局、どうするのがいいんだろうね

ここまで考えてみると、遅延読み込みは「諸刃の剣」って感じがするな…。

個人的には、画像がたくさんあるメディアサイトやECサイトなら、積極的にやる価値はあると思う。 でも、コーポレートサイトみたいな、そんなに長くないページで無理にやっても、効果は薄いし、むしろ実装ミスのリスクのほうが大きいかもしれない。

まずは、loading="lazy" を、ファーストビュー「以外」の画像にだけ設定してみる。 それでPageSpeed Insightsとかでスコアを見てみて、効果があるならそれで十分じゃないかな。JavaScriptでゴリゴリやるのは、それから考えても遅くないと思う。

結局は、ユーザーにとって表示が速くなって、Googleにもコンテンツがちゃんと伝われば、それでいいんだよね。技術に振り回されないようにしないと。うん。

みんなは遅延読み込み、どうしてる?何か気をつけてることとかあったら、教えてほしいな。💬

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Comments

  1. Guest 2025-07-18 Reply
    遅延読み込みって本当にSEOに効果あるの?パフォーマンス改善より、かえってクローラーに悪影響与えない?正直よくわからなくて…
  2. Guest 2025-05-12 Reply
    遅延読み込みについての話、とても興味深いですね!私も実際に導入したことがあるんですが、効果を実感できた部分と課題があった部分があります。具体的な成功事例や失敗談を共有し合えたら嬉しいです!
  3. Guest 2025-04-06 Reply
    あのー、すみませんが、この「遅延読み込み」ってやつ、本当に子供の勉強サイトにも効果あるんですか?ウチの子のタブレット、最近重くて…。導入事例とかあるなら知りたいんですけど、失敗談も気になりますね。ちょっと心配で…
  4. Guest 2025-04-05 Reply
    なるほど、遅延読み込みとSEO効果についての分析は興味深いですね。ただ、国際的な視点で見ると、特に大規模な多言語サイトでは遅延ロードが逆にクローラビリティを低下させるケースもあるのでは?実例ベースの検証結果がもう少し詳しく知りたいです!ちょっと気になる点がありまして…
  5. Guest 2025-04-04 Reply
    「遅延読み込みのSEO効果って実際のところどうなんでしょう?確かに理論上は理解できるんですが、うちのクライアントサイトで試した時は思ったほど効果が出なくて...。特にECサイトだと商品画像の遅延読み込みが逆にコンバージョン率を下げたケースもあって。成功事例の具体的な数値とか、何か特別な条件があったりするんでしょうか?ちょっと気になってます!」
  6. Guest 2025-04-02 Reply
    こんにちは!子どもの学習用サイトを運営している保護者です。JavaScriptの遅延読み込みってSEOに本当に効果あるんですか?実際に試された方の体験談とか知りたいな~。うちのサイトもページ速度が気になってて…ちょっと教えてほしいです!